Alter Bridge 【Pawns & Kings】レビュー

  1. This Is War
  2. Dead Among The Living
  3. Silver Tongue
  4. Sin After Sin
  5. Stay
  6. Holiday
  7. Fable Of The Silent Son
  8. Seasons Of Promis
  9. Last Man Standing
  10. Pawns & Kings

特におすすめの曲!

目次

これは最高傑作じゃないでしょうか

アメリカのロックバンドAlter Bridgeの通算7作目のスタジオアルバム。2022年作品。

前作”Walk The Sky”より約3年ぶりの作品です。これまでのスタジオアルバムは全部持ってますが、前作と前々作がそんなに好きじゃなかったこともあり、今作は当初購入を見送ろうと思っていました。サブスクで聴いて気に入った曲があれば単体でダウンロード購入しようと思ってたんですが、数曲聴いた時点で非常に気に入ってしまい結局購入してしまいました・・・・
いやー今作はすごい。自分の中では彼らの最高傑作かと思うほどの出来じゃないでしょうか。

演奏はタイトでカッチリとまとまっていながらもズッシリとヘヴィー。そしてフックのあるキャッチーな歌メロは非の打ち所がないです。Slashのバンドで歌っていることでもお馴染みのマイルズ・ケネディ(Vo)の圧倒的な歌唱力はいわずもがな、なんといってもマーク・トレモンティ(G)の多彩なギターワーク。リフ、バッキング、ソロとどれをとってもセンスあふれるクールなフレーズの応酬。やっぱギタリストはセンスだな・・・それにしても自身のバンドTREMONTIでもコンスタントに作品を発表してますし、そのソングライティング能力もピカイチ。おそるべし才能ですよね。もっと評価されるべきミュージシャンだと思います。

マーク曰く、今作は4thの”Fortress”を現代風にアレンジした作品との事ですが、確かに4thが好きな人は確実に今作も気に入ると思います。シリアスで緊張感漂うヘヴィな#1.This Is Warからスタートするアルバムはこれまたヘヴィながらもキャッチーな#2.Dead Among The Living、ダイナミックでサビが最高な#3.Silver Tongue、スローで味わい深いダークな#4.Sin After Sinと、緊張感ある雰囲気は変わらず、やはりコロナ禍に制作された作品ということで、今作は最後までこの流れかな、と感じたところにウォームでメロディアスな#5.Stayでアルバムの雰囲気が変わります。この曲、ポジティブな歌詞が曲調にマッチしていて好きですね。

後半はグルーヴィで図太いリズムの#6.Holidayから、静かな前半、激しい後半という2部制のような構成の8分越えの壮大な#7.Fable Of The Silent Sonへと続きます。マイケル・シェンカーみたいなサウンドのギターソロがハイライトかな。#8.Seasons Of PromisはすごいCREEDっぽい!メロディーが美しいですね。久しぶりにCREEDが聴きたくなってしまいました。そして#9.Last Man Standingで再び緊張感のある雰囲気に戻ると、ラストのタイトルトラック#10.Pawns & Kingsがとにかく名曲。切ない歌メロに中盤のダイナミックで多彩な展開は思わず唸ってしまうほどのカッコ良さ。アルバムを締めるにふさわしい曲ですね。

捨て曲などあろうはずがない全10曲。激しくおすすめします。彼らのライブはまだ見たことがないんですが来日してくれないかなぁ・・・

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