- Overture (Intro)
- The Great Divide
- Eventide
- One More Flag In The Ground
- Opus Of The Night (Ghost Requiem)
- Midsummer’s Eve
- Bloodmoon
- NightSky
- The Looking Glass
- New Babylon
- Willow
- My Pantheon (Forevermore)
- Ephemera (Outro)
- Call Of The Void
特におすすめの曲!
圧倒的な楽曲クオリティ!おすすめ!
アメリカ出身のメタルバンドkamelotの通算13作目のスタジオアルバム。2023年作品。
前作より5年ぶりの作品。個人的に大好きなバンドで、シンフォニック・メタルバンドというカテゴリに入りますが、そういうジャンルとかどうでもいいと思ってしまうほど曲のクオリティが高く、もっとたくさんの人に聴いてほしいバンドですかね。最近の作品はやや難解でとっつきにくい印象でしたが今作は少し違います。指摘されている方も多いですが昔の作風に戻ったような感じ。
疾走というほど速い曲はないものの、程よいテンポに抜群のメロディ、そして美しいストリングスを満遍なく使用したドラマティックな雰囲気と作り込まれた曲展開は文句なしの素晴らしさ。そして曲によっては重厚な女性コーラスなんかがさらなる彩を加えてます。非常に聴きやすいんじゃないでしょうか。
SEの#1.Overture (Intro)に続くのはいきなりのキラーチューン#2.The Great Divide。とりあえずこの曲を聴けばこのバンドの凄さは伝わるのでは。#5.Opus Of The Night (Ghost Requiem)、#8.NightSky、#9.The Looking Glassなんかも同系統のキャッチーな曲ですぐにお気に入りになりました。
それ以外にも先行公開されていたモダンなヘヴィ・ロックソング#4.One More Flag In The Groundに幻想的で静かなバラード#6.Midsummer’s Eve、#11.Willowもいい曲。しっとりと歌い上げるTommy Karevikのボーカルがいいですね。そして荘厳な雰囲気でスケールが大きい#10.New Babylon、終盤のドラマティックな展開は一聴の価値ありの#12.My Pantheon (Forevermore)と捨て曲なしの楽曲が並んでます。エンディングの#13.Ephemera (Outro)はまさに映画のエンドロールのように感動的。ついでに日本盤ボーナスの#14.Call Of The Voidはアルバムで一番速くてまさに日本人向けですね。ボーナスなのが不思議なほどのクオリティ。
アルバムの流れも素晴らしく、楽曲のタイプのバランスも良いので、聴き進めているうちに彼らの魅力的なサウンドに引き込まれてしまうこと間違いなし。非常にいい作品だと思います。今作でも来日を期待。確か前回の来日では東京公演の日程がHardcore Superstarとかぶってしまい、(しかも会場は目と鼻の先である渋谷O-EASTとO-WEST・・)どっちに行こうか散々迷った結果Kamelotのチケットを買ったのですが、結局仕事で行けなかったという苦い思い出があるので、是非ともリベンジの機会を頂きたいですね笑
彼らは名曲の多いバンドですので、興味を持った方は過去の作品も聴いてみてね。