SNAKE HIP SHAKES 【NEVER SAY DIE】レビュー

  1. NEVER SAY DIE
  2. R&R ミュージックに首ったけ
  3. MELANCHOLIA
  4. RAIN
  5. BRAND-NEW KICKS
  6. STRONG WILL
  7. 綴りゆく夏に
  8. 地図にない道
  9. Inside, Outside
  10. 時は誰も

特におすすめの曲!

目次

SNAKE時代最後のアルバム。相変わらずの高品質!

ZIGGYからSNAKE HIP SHAKESへ名前を変えての3作目のスタジオアルバム。2001年発売。

前作VIRAGOが2001年4月発売でしたが今作は同年12月発売。1stからわずか1年半の間にオリジナルアルバム3枚、セルフカバーアルバム1枚の計4枚リリースと超ハイペースで駆け抜けたバンドには脱帽。

全国ツアーも行ってましたし、もの凄く中身の濃い活動をしてましたね。

これだけ立て続けにリリースしてると、普通は曲のクオリティが落ちたりしますが全然そんなことがないのがまた凄い。
ブレずに一貫して質の高いロックンロールを披露してます。

このアルバムを聴き終わった後にまず思うのはバラードの出来の素晴らしさ。

#4のRAINはシングルでも発売された松尾さん作曲の力強いバラード。森重さんのパワフルな歌声が印象的。
#7の綴りゆく夏にも名曲。切ないメロディーと歌詞から夏の終わりの風情を感じることができる曲。
#10の時は誰もはしっとりした曲調に歌詞が見事にマッチしている感動的な曲。自分の背中を押してくれる曲です。
アルバムを締めくくるラストナンバーとしても最適。

恒例の「森重節」の歌謡ロックナンバーは#3のMELANCHOLIAと#6のSTRONG WILLの2曲。
MELANCHOLIAはすごい人気ありますけどそこまで好きじゃないんですよね・・・
個人的にはSTRONG WILLの方が好きかな。

#9のInside,Outsideはタイトルで連想する通り「Eastside Westside」のようなハードな高速ロックナンバー。
ベースラインが印象的。津谷さんもいいベース弾くんですよね~ JOEさんのドラムも相変わらず凄まじい。

今作も1st、2ndと甲乙つけがたい出来です。
次作からは契約問題が解決したため再びZIGGY名義で活動して行くことになります。

戸城さんの脱退による契約解除というバンド最大の危機にも、バンドの結束をより強め、
マイナスをパワーに変えてこんなにも素晴らしい作品を立て続けにリリースした事は凄いと思います。

SNAKE HIP SHAKES名義で発表した作品はどれも本当に質が高く、ZIGGYの音楽を知りたければここから入るのがわかりやすいと思いますね。。セルフカバーアルバム「NO DOUBT」ではGLORIAなんかの過去のヒット曲も入ってますし。
SNAKE HIP SHAKES時代の作品を聴けばこのバンドの魅力が充分伝わると思います。
むしろ、あまりにクオリティが高すぎるので、他のZIGGY名義の作品に満足できなくなる可能性もありますが。

津谷さんのベースも作品ごとに存在感を増していきましたし、4人の個性が混ざりあって良い化学反応が起きてましたね。「SNAKE HIP SHAKES」は本当にいいバンドでした。

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