SIAM SHADE 【SIAM SHADEⅥ】レビュー

  1. GET A LIFE
  2. Fine weather day
  3. Outsider
  4. Shangri-la
  5. Allergy
  6. BLACK
  7. SEXUAL SNIPER
  8. Triptych

1.Fly high
2.MOON
3.せつなさよりも遠くへ
4.I am I
5.1999
6.Heaven
7.LOVE IS POWER
8.曇りのち晴れ

特におすすめの曲!

目次

最後のアルバムは2枚組の大ボリューム!

日本のロックバンドSIAM SHADEの5作目のスタジオアルバム。2000年作品。

2枚組全16曲という大ボリューム。ハードな曲中心のDISK1と、ポップな曲中心のDISK2という構成になっています。まさかの2枚組に当時は驚きました。メンバー全員が作曲できるSIAM SHADEだからこそですよね。2枚組になった経緯については様々な憶測が流れてましたね。メンバーの仲が深刻な程に悪化していてアルバムの選曲会議さえできず、できた曲をすべて収録したため2枚組にせざるを得なかった、とかいろんな噂がありましたよね・・・

さて、アルバムの内容ですが、これまでの作品同様、様々なタイプの楽曲が収録されてますが、今回は曲自体が多いので、これまでよりさらに楽曲の幅が広がっており、少しやりすぎ感もあります(笑)。でも作品のクオリティは落ちてないのはさすSIAM SHADE。

ハードな曲が多いDISK1はヘヴィなリフから始まるアメリカンなハードロック#1.GET A LIFEで幕を開けます。Ⅲ収録のDon’t Tell Lies以来の全編英詞の曲です。
そしてこの次がもろにメロコアの#2.Fine weather day。これにはビックリ。#1からの変わりようが凄い(笑)。この曲はDISK2っぽいけどね。でも曲が疾走感抜群で最高。演奏がメチャ上手いメロコアもいいね。歌うようなDAITAさんのメロディアスなギターも聴きどころ。#3.Outsiderはベースのスラッピングから始まるジャジーな雰囲気が新鮮な曲。#4.Shangri-laは前半のギターの速弾きがすげえ。#8.Triptychは恒例のインストですがこれまでになく爽快なナンバー。いろんなテレビ番組とかで流れてるので聴いた事ある人多いと思います。でもギターテクは半端ないです。挑戦したギターキッズも多いはず。

ポップでスケールの大きい#1.Fly highからスタートするDISK2は先行シングル3曲は文句なしの出来。#3.せつなさよりも遠くへは切ないメロディーで疾走するサビでは名曲。サビではずっとタッピングしてるギターがヤバい。この曲のギターソロ、SIAM SHADEで1、2を争うほど好きです。#8.曇りのち晴れはドラマの主題歌にもなったキャッチーな曲。17万枚売れてますが、正直、もっと売れると思ったんですけどね~。
BLACKのカップリングだった#5.HeavenはファンキーなハードロックでKAZUMAさんらしい曲。
#2.MOONはキャッチーで演奏がテクニカルでSIAM SHADEらしい。KAZUMAさんがメインボーカルの#4.I am IではDAITAさんが8フィンガーなる超絶テクニックを披露してます。

いやいやすっかりお腹いっぱいです。やっぱすごいなこのバンドは。まさかこれが最後のアルバムになるとは想像してませんでした・・・
同じ年の11月に過去曲を英詞でリメイクしたミニアルバム”SIAM SHADEⅦ”、翌2001年に3枚のシングル(LIFEアドレナリンLOVE)、翌2002年の1月にシングルのカップリングを集めたアルバムSIAM SHADEⅧ ~B side Collection~を発表しましたが、オリジナルアルバムは作られず、2002年3月のラストライブを持って解散してしまいました。その後は節目の年にライブを行ったり、ライブ会場と通販、配信のみでStill We Goをリリースしたりと、完全復活を期待してましたが、2016年の20周年ライブを最後に完全に活動を終了したそうです。

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