THE YELLOW MONKEY 【9999】レビュー

19年ぶり！！待望の再始動後初アルバム！

日本のロックバンドTHE YELLOW MONKEYの9枚目のスタジオアルバム。2019年作品。

実に19年ぶりとなる9枚目のスタジオアルバム。いやー19年ぶりですか・・時が経つのは早いですねぇ・・活動再開は2016年1月8日に発表されましたね。私が知ったのは会社の昼休みでした。休憩室に置いてあった新聞を何気に手に取り開くと、見開き2ページを使って「THE YELLOW MONKEY再始動」の文字が。驚くとともにテンションが上がったのを覚えています。年末の武道館のメカラウロコにも参戦し、初期の大好きな曲を生で聴けたのも感動しました。

もちろん活動休止期間中もずっと大好きだったバンド。曲も聴いてたしカラオケでも歌ってたしギターでも弾いてました。だからこんなにあいてる実感がなかったですよね。ベストやらDVDやらちょくちょく出てたしメンバーもそれぞれ活動してましたしね。

で、肝心のアルバムの内容なんですが、いや～最高ですね。ホントに最高。全曲最高。まぎれもなくTHE YELLOW MONKEYのサウンドなんですが新鮮に響きます。さらに進化してますね。絶妙なメロディー、面白く時に卑猥な歌詞、カッコよすぎる演奏は従来のままなんですが、活動休止前とはやっぱり違うんですよね。一聴すると吉井さんのソロっぽく聴こえる曲もやっぱ聴いてるとまぎれもないTHE YELLOW MONKEYのサウンドなんですよね、やっぱり。

エマさんのギターは相変わらず最高。弾きまくってる曲はなく音数は少なくも一つ一つの音に説得力があって渋みと凄みがアップしてますね。＃7.Changes Far Awayのソロなんて素晴らしいんじゃないでしょうか。

この作品は発表済みの曲と新曲が交互に収録されている構成なんですが、発表済みの曲もアルバムで聴くとまた違って聴こえるんです。「あれ、ロザーナってこんないい曲だったけ？」とか。#5.Breaking The Hideは卑猥な歌詞でニヤリとしているととギターソロからテンポアップして「おおっ」と驚きました。これまでになかった展開ですよね。

#9.Balloon Ballonのメロディーはアルバムで一番好きですね。クセになります。#11.Titta Tittaも楽しくて病みつきになるし・・・

いや、本当に全曲いいんですよ。印象の弱い曲がない。あとやっぱ歌詞が素晴らしい。#1.この恋のかけらなんて自分にいわれてる感覚になる。「さぁ　ダメ元でやってみよう。泣いても笑っても　残された時間は長くはないぜ」ってフレーズなんてもろ刺さりました。

また一生モノの作品が増えました。今後、どのような活動をしていくかはわかりませんが、過去の作品も含め死ぬまで聴き続ける事は間違いありません。本当にこんなに素敵な作品をありがとうTHE YELLOW MONKEY！