- 月と便所
- ケチがついてるエブリデイ
- イスラエル
- どら猫とダンス
- Please
- Head Action
- なりふりかまわず
- 恋の行方
- 激しい風穴
- TARGET
- ダイレクトテイスト
- Ghost Town
- so slow
- RUN GIRL LOVE
特におすすめの曲!
THE SLUT BANKSらしさを取り戻した好盤!
日本のロックバンドTHE SLUT BANKSの通算7作目のフルアルバム。2017年作品。
メジャー復帰後第2弾の作品。前作は個人的には少し物足りない内容でしたので今回は頼むよ!という感じで購入しました。前作よりハードロック度がかなり増してますね。ポップなアレンジの曲は少なく、ヘヴィな曲が大半。坂下さんのギターもキレてますね。TUSKの歌詞もいつものキレを取り戻していてTHE SLUT BANKSらしさが戻ってきてて一安心。アルバム通してどこか怪しい雰囲気が漂ってるのも元々ゾンビ軍団がコンセプトだった彼ららしいんじゃないでしょうか。
#11.ダイレクトテイストなんかは前作にはなかったタイプの曲。メロディ要素皆無のアップテンポの爆走曲でめちゃくちゃカッコいい!こういう曲もっとやってほしいんですよ。曲とかリフが似たり寄ったりとか気にしないでいいのでせめてもう2曲くらい収録してほしい。最近は爆走曲でもサビは変にメロディアスになったりして、しかもそのメロディがイマイチでパッとしない曲が多い気がするんですよ。こういうガツンとくるロックをもっと聴きたいですね。
#2.ケチがついてるエブリデイ、#3.イスラエルも印象的。ハードで怪しげな曲調にTUSKのダークな歌詞がマッチしていて個性的。演奏もタイトでさすがという感じ。#4.どら猫とダンスはアルバムで一番THE SLUT BANKSらしい曲だと思いました。終始疾走する曲かと思いきやとびきりメロウなサビという展開はまさにTHE SLUT BANKSならではですね。演奏も凝っていてお気に入りです。
#5.Pleaseは大好きな曲なので再録はうれしいですね。今回のバージョンもいいですが自分は原曲の方が好きかな。聞く価値ありのメロディアスバラードの名曲です。確かシングルPIKA-BANGのカップリングでしたよね。
ここまでの前半の流れが非常に強力ですね。ただ中盤はややパッとしない曲が続きます・・・ですが#11.ダイレクトテイストからまた持ち直します。ダークでキャッチーな#12.Ghost Town、TUSKさんの開放感たっぷりの歌詞が魅力のバラード#13.so slow、そして締めはアップテンポな#14.RUN GIRL LOVEというラストまでの流れはいい感じですね。
従来の良さを取り戻した作品だと思います。前作を聴いた後はもうこのバンドからは離れようかとも思ったのですが・・・買ってよかったです。今後にも期待が持てる一枚になりました。