THE SLUT BANKS 【NOIZ THE RIPPER】レビュー

  1. BRUSH MAN
  2. イガイガ
  3. me and
  4. 痛み止めとアルコール
  5. 見苦しいほど狂おしいほど
  6. 涙をそっと流しているかい
  7. The Rolling
  8. 人形姫
  9. 丸こげ
  10. Trap
  11. HELLO MURDER
  12. 病んでんのさ
  13. 美貌
  14. かったりぃ日々抜け出して

特におすすめの曲!

目次

心の火薬が爆発するロックンロール炸裂!

日本のロックバンドの通算8作目のフルアルバム。2019年作品。

「心に火薬ぶっ込んでここへおいでよ」というキャッチコピーのもと、タイトル通りかなりざらっとしたノイジーなギターサウンドが特徴的。ノイジーな爆音ロックンロールといえば2作目の”死霊光線~EVIL BEAM~”が思い浮かびます。今作はさすがにあそこまでは振り切ってませんがやや近い感触がありますね。ちなみに今作ではドラムのカネタクさんが脱退したため、サポートドラマーとして、TAKAURA TOMMYさんとHAYATOさんが分担して参加しているようです。

楽曲はこれまで同様、個性的な曲が揃ってますが今作は演奏とアレンジがいいと思います。なのでなかなか飽きないですね。

#1.BRUSHMANはTHE SLUT BANKSらしい高速ロックナンバー。メロディーは控えめで爆走するロックンロール。サビの「BRUSH MAN~! 」の部分はコーラスも重なってて分厚くて最高。ライブで盛り上がりそうですね。坂下さんのワウを多用したセンスあるギターワークも聴きどころですね。#2.イガイガも荒々しいベースから始まるアグレッシブでシンプルな高速ナンバー。ノイジーに歪んだギターがカッコいい。サビのコード進行は戸城さんの得意のパターンですね。まずこの頭2曲が素晴らしい。初期を思い出してしまいます。

#3.me andはギターとベースのユニゾン・フレーズが新鮮。途中のダダッダダッダダッてパートがかっこいい。#4.痛み止めとアルコールも攻撃的でやかましいベースが最高。間奏のベースソロも印象的。

その後も#5.見苦しいほど狂おしいほど、#6.涙をそっと流しているかい、#7.The Rollingの3曲はメロディーとギターフレーズが耳に残るし、ザラついた高速ハードコアナンバーの#10.Trap、レゲエ調で哀愁漂うメロディーが味のあるスローナンバー#12.病んでんのさも好印象。#14.かったりぃ日々抜け出してはイントロが好きですね。ギターから始まり歪んだベースが入ってくる展開が気に入りました。

非常に濃いロックンロールアルバムで大満足。改めて戸城さんの弾くベースはやっぱめちゃくちゃカッコいい!あと今作はおなじみのメロディアスなバラードが1曲もないですがそれもまたいいですね。ノイジーでキャッチーな轟音ロックンロールはまさに第一期の彼らを思い出す素晴らしい内容です。

ちなみに、今作は漫画雑誌に広告が掲載されてたりと以前よりプロモーションに力をいれてましたよね。確かに激しいロックが好きな人にはぜひ聴いてほしい1枚。ジャケットもインパクトありますし、一人でも多くの人の目に留まってほしかったですが。今作で初めてこのバンドを知ったという人はいるんでしょうかね?気になるところです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次