- GALLOP
- ARMY
- きみのもとへ
- 汚れ者RHAPSODY
- WITH
- I WANNA GO
- VOO DOO LOVE
- Knock Your Soul
- 朝日
- 交錯
特におすすめの曲!
CRAZEに期待してるのはこれじゃない・・・
日本のロックバンドCRAZEの6枚目のスタジオアルバム。2001年作品。
「鈴木慎一郎がCRAZEを脱退。後任はTHE SLUT BANKSを脱退した板谷祐」
当時はまだインターネットがあまり普及していなかったため、私がこのニュースを見たのは当時毎月購入していたロッキンfという雑誌でした。2000年の8月くらいだったような。あまり嬉しくはなく、ガッカリしたというか複雑な気持ちになったのをよく覚えています。というのも鈴木慎一郎がボーカルの前作が非常に素晴らしく、次のリリースを楽しみしていたことに加え、THE SLUT BANKSもこの年の3月にリリースした死霊遊戯~EVIL THE DRAGON~というアルバムが大好きで聴きまくっていたんですよね。なんか好きなバンドが2つ同時になくなってしまったような喪失感でした。
なので祐ボーカルの新生CRAZEにはかなり期待していたんですが・・
残念ながらその期待は空振りに終わってしまいました・・・
音楽性はよりコアな方向へ変化してます。前作まで残っていたビートロック的な要素はもう完全になくなり、完全に別のバンドになってしまった・・。いわゆるわかりやすいエッジの効いたキレのあるメロディアスな曲がない。曲自体はそんなに悪くないとは思いますがどうにも印象が弱い曲ばかり。前作のようなオーラと勢いが感じられない。しかもメロディーも展開も単調な曲ばっかりですぐ飽きる。
アルバム発売前にリリースした「baby punks2000」、「交錯」という2枚のシングルを聴いた時から予感はしてましたが、CRAZEで聴きたいのはこれじゃないんだよ・・感が凄い。
好きになろうと何度も聴きましたが・・・無理でしたね・・・まあ一郎節メロディーにクランチのギターサウンドが印象的な#3のきみのもとへはいいけど。あと祐さん作曲の#10交錯も今までになかった新境地の曲で新鮮だけどシングルですでに聴いてたし。祐さんはTHE SLUT BANKSでは最高に合ってたけどCRAZEには合わないなぁって印象。特にライブで過去曲を聴くとなおさらそう感じる。
前作で蘇ったCRAZEへの情熱がこのアルバムでまた消えてしまったのでした・・好きな人はいるんだろうけどね・・