- dope
- Be un-vicious
- アイスルココロ
- ultra megaton fucker, DrEaM you
- ROCK ME
- BURN, BREAK, BEAST
- days
- an angel
- ラブレター
- over
特におすすめの曲!
CRAZEらしくない!? 迷盤・・・
日本のロックバンドCRAZEの4作目のスタジオアルバム。1999年作品。
緒方さんが加入してから2枚目の作品。前作は曲がすでに出来上がった状態での加入だったため、新メンバーで1から作った最初のアルバム。(最後になりますが・・・)
先行シングルのアイスルココロを聴いた時点で「ん?」と不安になってましたが、心配的中。最初にアルバムを聴いた時の感想は、ダメだこりゃ・・・でした。前作までに比べ、作風が大幅に変化してます。
#1のdopeはおなじみのインスト。#2の緒方さん作曲のBe un-viciousを聴いた時点でまず「なんじゃこりゃ・・」状態。
スカを取り入れた前向きな歌詞の曲なんですが、いきなり盛大にすべっている気が・・・このアルバムには緒方さんの曲がもう1曲あるんですが、その#5のROCK MEなんてもろにモトリーですやん。もちろん私はMotley Crueは大好きですがなぜだろう、この曲とてつもなくダサい気が・・・
バンドの核の瀧川一郎さんの曲は3曲あるんですが、前作までのビートロックの路線の曲は#6のBURN,BREAK,BEASTのみ。でもこの曲もなんか適当に作った感があり、すぐ飽きる。残りの2曲(#3アイスルココロと#9ラブレター)はバラードのラブソング。実はこの時期、瀧川さんは某有名女優と交際しており、その彼女のために書いた曲のようです。学校行く前のテレビのワイドショーで報じられており、ふいにCRAZEの名前を聴いてビックリした記憶が(笑)。確かにどちらもいい曲なんですが、CRAZEでやる曲ではないよね・・・#7のdaysや#8のan angelはいい曲なんですが、ちょっと物足りないというか印象に残らないです。
でもラストナンバー#10のoverだけはかなりいいです。この曲、哲さんがアマチュア時代に一緒にバンドをやっていたhideさんに捧げた曲なんですよね。メロウで感動的な大作バラード。かなり思い入れのある曲らしく、ライブでは一度も演奏されなかったんですよね。この曲があるのがまだ救いです。
当時は、CRAZEはどこに向かってるんだ?と心配になりました。そしてCRAZEへの関心も急速になくなっていくとう・・・このアルバムの曲でTUSKさんの時代までライブでやっていた曲はあまりないですよね。ultra megaton~くらいかな?確かにライブ映えする曲があまりないんですが、CRAZEの魅力はライブにあると思うので私には非常に残念な作品となってしまいました。緒方さんはこのアルバムを最後にバンドを脱退することになります。