- I don’t like BACKSTREETBOYS
- クロイカリスマ
- I can’t feel
- 裸体
- Lile a screw
- OWN WAY OWN LIFE
- INSIDE OF MIND
- 鎖
- I think about you
- Love song
- 5150~where are [k]patchez?~
特におすすめの曲!
パンキッシュで攻撃的!CRAZEの真骨頂!
日本のロックバンドCRAZEの5枚目のスタジオアルバム。2000年作品。
前作後、ボーカルの緒方さんが脱退し、新たに鈴木慎一郎が加入しています。正直、前作が全然気に入らなかったので私自身CRAZEへの関心は完全に薄れており、ボーカル交代のニュースを見た時も「ふーん、またか」、ぐらいしか思いませんでした。なので今作が発売されてもスルーしていたのですが、ある日友人の家に遊びにいった際にこのアルバムがあり、聴かせてもらったところ、「なんだこれ、めっちゃカッコいいじゃん!」とびっくりし、自分でもすぐに購入しました。
いや、本当にすごい。パンキッシュで尖っていて攻撃的なオーラに包まれていて正真正銘のロックアルバム。やはり新加入の鈴木慎一郎の存在がでかい。なにせラストのSE除く10曲中5曲も彼の書いた曲。特に#2のクロイカリスマ~#3のI can’t feelのへのつなぎがやばいくらいカッコいい。それ以外にもメロディアスな#7のINSIDE OF MINDや綺麗なバラード#9のI think about youなんて曲もあって只物ではない作曲能力。
そして今作はオリジナルメンバーの曲も全部いい。瀧川一郎さんは2曲提供してるがどちらもアップテンポなナンバー。リフ重視でロックな#4の裸体とほどよくメロディアスに疾走する#8の鎖。この曲CRAZEで一番好きかもしれません。演奏もかっこよすぎるしこのバンドの魅力が凝縮されてます。やはり一郎さんにはこういう曲を求めてるんですよね。
哲さんは今作ではおなじみのメロウな曲は提供しておらず、攻撃的な2曲を提供。オープニングナンバーI don’t like BACKSTREETBOYSはタイトルがすごいね(笑)。JAPSのようなハードコアな曲。怒りまくりの歌詞がロック!!飯田さん作曲#6のOWN WAY OWN LIFE もAメロからキャッチーでカラオケで歌いたくなるような曲。CRAZE在籍中の彼の曲で一番いいのではないでしょうか?
いや~本当に凄いアルバムを作ってくれました。改めてやっぱすごいメンバーだと再認識。それぞれの個性と存在感がそこらのバンドとは段違い。これぞロックバンドCRAZEのカッコよさ。ロック野郎なら間違いなく気にいるだろう今作、いろんな人が耳にする機会さえ増えれば間違いなく一般にも認知されていくだろうと確信してました。
なんかだいぶ前にどなかのブログかなんかで読んだのですが、慎一郎さんが加入して最初のライブのパンフレットに「final meke up」みたいなことが書いてあったとか。(記憶違いだったらすいません・・)。もう変更せずにこのメンバーでずっと続けるって事ですよね。メンバーも自分たちの音に自信があったんでしょう。
しかしながら・・・残念ながら今作が鈴木慎一郎さんが在籍する最初で最後の作品になってしまいました。
早すぎる・・・・せめてあと1枚でいいからアルバムをリリースしてほしかった・・・
脱退理由は他のメンバーと肩を並べられる自信がないとの事。メンバーは呼び出されて一方的に伝えられたそうです。でもアルバムに5曲も彼の曲があるんだし、作曲能力は認められていたのは間違いないですよね・・・ライブに関しては経験値の差は仕方ないので数をこなせばどんどんよくなっていたと思うんですが。
この脱退によって発売が決まっていたライブビデオはお蔵入りとなってしまいました。鈴木慎一郎さんはその後はソロで活動しています。何枚かアルバム聞いた事あるのですが、カッコいい曲もあり、「この曲CRAZEでやってほしかったなぁ」なんて思ったり。今作を聴いた時はCRAZEが帰ってきた!って嬉しかったのですがなんとも早すぎる終焉となってしまいました。