Michael Monroe 【I Live Too Fast To Die Young!】レビュー

  1. Murder The Summer Of Love
  2. Young Drunks & Old Alcoholics
  3. Derelict Palace
  4. All Fighter
  5. Everybody’s Nobody
  6. Antisocialite
  7. Can’t Stop Falling Apart
  8. Pagan Prayer
  9. No Guilt
  10. I Live Too Fast To Die Young
  11. Dearly Departed

特におすすめの曲!

目次

衰え知らず!永遠のロックンローラーの新作!

フィンランド出身のMichael Monroeの自身のバンド名義での通算5作目のスタジオアルバム。2022年作品。

約3年ぶりの作品です。マイケルは2022年6月で60歳を迎えたそうですが、還暦をすぎても衰えなど全くなく、精力的に活動する姿勢はまさに永遠のロックンローラーですね。今作のタイトルも「いつまでもロックし続けるぜ!」という意思表明とのことで最高。

今作もこれまで同様、メランコリックでキャッチーなロックンロールを鳴らしており、安定度抜群のロックアルバムです。ここ数作の作品と比べ、パンキッシュな疾走感はやや減少してますが、どの曲もメロディーが強力で充分満足な内容。ただ、随所にコロナの影響を感じる歌詞もあり、ややダークな雰囲気が漂ってます。

そして今作も作曲面ではギタリストのリッチ・ジョーンズが大活躍。全11曲中、7曲が彼の単独作、2曲がマイケルとの共作と、実に9曲の作曲に関わっており、もはや無くてはならない存在になってますね。実際、曲のクオリティも相当高いですしね。

#1.Murder The Summer Of Loveからいきなりメロディアスなキラーチューン。もうこの曲聴いただけで満足(笑)。
#2.Young Drunks & Old Alcoholicsや#10.I Live Too Fast To Die Youngでは得意のアップテンポでゴキゲンなロックンロールを堪能できます。#10ではスラッシュがゲスト参加し、コンパクトながらもインパクトのあるスラッシュ印のギターソロを披露してくれてます。


それ以外にも哀愁たっぷりのメロディーが印象に残るミドルテンポの#3.Derelict Palaceや#6.Antisocialiteや#9.No Guilt、メロディック・パンク風のメロディーをマイケル流にアレンジしてるような#5.Everybody’s Nobody、スティーブ・コンテが書いた唯一の曲である攻撃的な#8.Pagan Prayerもいいですね。この曲、ANTHRAXもカバーしたJoe JacksonのGot The Timeっぽいですよね。
ラストの#11.Dearly Departedはより一層メランコリックで、悲哀的な雰囲気さえ感じるバラード。でもその切ないメロディーが病みつきになります。

やっぱカッコいいですね~。いつも新作を聴くたびに「やっぱMichael Monroe最高!」って感動しますから。唯一無比の哀愁ただようロックンロールは最高にクールですね。

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