- DREAMLESS WORLD
- TIME’S
- CALLING
- SADNESS
- 夢の中へ
- 素顔のままで
- 大きな木の下で
- IMITATION LOVE
- CAN’T FORGET YOU
- 終わらない街
- RAIN
- SHAKE ME DOWN
特におすすめの曲！
メジャー1stながら圧倒的なクオリティ！！
日本のロックバンドSIAM SHADEの1作目のスタジオアルバム。1995年作品。
メジャーで最初にリリースしたアルバム。タイトルがⅡなのはインディーズ時代にSHAM SHADEというミニアルバムをリリースしているためです。SIAM SHADEといえば多彩な楽曲が魅力なハードロックバンドですが、今作ではまだハードな面は控えめで、少しだけ初期のV系の雰囲気が残ってますね。彼らの活躍した90年代中盤から後半はV系バンド・ブームであり、全盛期でした。彼らもこの時期くらいまでは大きくはそのＶ系のくくりに入っていたのではないでしょうか。ただ圧倒的な演奏力と質の高い楽曲はこのころからレベルが違います。
＃1.DREAMLESS WORLDから他のバンドにはとても真似できないクオリティ。DAITAさんのギターワークはすさまじく、1曲の中で様々バッキングパターンを詰め込むスタイルはExtremeの名曲Decadance danceでのヌーノ・ベッテンコートのギターワークを彷彿とさせるほど多彩です。
＃2.TIME’Sは後にシングルカットされるキャッチーな曲。こういう曲もSIAM SHADEの顔の一つですよね。ギターソロはアルバムではしっとりとメロディアスなんですが、シングルではワイルドな速弾きを披露してます。ちなみにSIAM SHADEはシングルのカップリングも名曲揃い。この曲のカップリングであるPRAYERはずっとライブで演奏され続けたファンにはおなじみの曲。＃3.CALLINGもキャッチーな曲だけど演奏は変拍子が入ったりして複雑。サビよりＡメロの方がいいかもしれないです。
＃5.夢の中へはアルバムで一番ポップな曲かな。切ないメロディーが胸を打ちます。
バラードの＃7.大きな木の下でも色あせない名曲。やっぱり素晴らしいバラードを書けるってのはいいバンドの条件ですよね。AメロをKAZUMAさん、ＢメロがHIDEKIさん、サビは2人のハモリ、とボーカルを分けてるのもSIAM SHADEにしかできません。DAITAさんのメロディアスなギターも聴きどころ。
プログレ風味の＃8.IMITATION LOVEはSIAM SHADEで最もマイナーな曲かも(笑)。Aメロがいいよね。＃9.CAN’T FORGET YOUはインディーズ時代からあるストレートなロックナンバー。
＃10.終わらない街でも彼らの大きな武器であるツインボーカルが輝いてますね。Ｂメロがひときわキャッチーでお気に入り。長くてテクニカルなギターソロもすごい。＃11.RAINはデビューシングル。ダイナミックなギターリフから始まるノリの良いキャッチーな曲。即効性高し。＃12.SHAKE ME DOWNも複雑な演奏が光る。間奏のラップの掛け合いが斬新で面白いですね。
この時はまだまだブレイク前でマイナーな存在ですが、これほどクオリティの高いアルバムを作れるのは凄い。今でもたまに聴きたくなる名盤。ちなみにこの頃はボーカルのHIDEKIさんはCHACKと名乗ってます。占い師に言われて変えたんでしたっけ？あまり覚えてないですが。
