- SILENT SCREAM
- IDIOT
- 孤独にその肩を借りて
- MY GUILTY PLEASURE
- BLEED
- 自惚れた仮面
- 黒い雨が
- 自分勝手な夜に爪痕残せ
- TREASURES
- 踊っても誰かの笛
- 自己嫌悪をナルシシズム
- COCKSUCKER BLUES
特におすすめの曲!
スリリングで憂いを帯びたロックンロール名盤!
日本のロックバンドTHE DUST’N BONEZの3作目のスタジオアルバム。2008年作品。
バラエティ豊かだった前作と比べて、今作は終始一貫してハードでストレートなサウンド。1stに近い雰囲気かな。
いつも通りアグレッシブに疾走する尖ったロックンロールなんですが、今作の特徴はキャッチーでありながらもどこかダークで憂いを帯びたサウンド。アルバム通じて一体感があります。
#1のSILENT SCREAMはスリリングなイントロのハードな楽曲。タイトルにかけた最初のサイレンの音が緊張感を演出してていい感じ。#4のMY GUILTY PLEASUREは最初のスローな展開からの高速ロックンロールな展開が燃えるね。やっぱりロックのカッコ良さというか、リスナーがゾクッとするポイントをちゃんと心得てるんですよね。
まさにロック好きによるロック好きのための作品、といったところかな。この曲のリフも最高。
#6の自惚れた仮面は間奏で展開がガラッと変わって笛の音が聞こえるベースソロのようなパートが出てきます。
強引にねじ込んでるようでピタッとしっかり曲に収まってるのがさすが。戸城さんのセンスに脱帽。
その他にもキャッチーな#2のIDIOT、ちょいメタリックで重い雰囲気の#3孤独にその肩を借りて、#5のBREED、壮大なDメロが印象的な#8自分勝手な夜に爪痕残せ、グルーブ重視のスリリングなロックンロール#12のCOCKSUCKER BLUESなど、聴きごたえ抜群。
まさにどこを切り取ってもロックンロールなアルバム。
このアルバムの後のライブ見に行ったっけなぁ。当時は某地方都市在住だったんで小さいライブハウスが会場だったんですが、やはりメンバーの存在感はハンパなかった。パフォーマンスもロック然としていてカッコよかったなぁ。
もっと多くの人に聴いてほしい作品でした。