THE DUST’N BONEZ 【Search and Destroy】レビュー

  1. sad rainy
  2. tattoo
  3. Search and Destroy
  4. RUN AWAY
  5. junkie
  6. starry street
  7. RHYTHM
  8. dust bunny
  9. モノクロ
  10. addictions
  11. 君の街

特におすすめの曲!

目次

12年ぶりのリリース!新生ダスボンの再出発作!

日本のロックバンドTHE DUST’N BONEZの通算4作目のスタジオアルバム。2022年作品。

実に12年ぶりのアルバム。まさかの再始動に驚きましたが「え?森重さんいないの?」というのが最初の率直な感想。2011年に脱退を表明した森重さんは結局戻らず、本作では首振りDollsのnaoさんがヴォーカルを務めてます。戸城さんとは地獄ヘルズで一緒にやってましたし、THE SLUT BANKSで一緒にツアー回ったりしてましたので、加入は自然な流れだったのではないでしょうか。それ以外は戸城憲夫(B)、坂下たけとも(G)、満園英二(Dr)という活動休止前と同じメンバーです。ちなみに本作はキングレコードからのリリース。メジャー再デビュー作となってます。

聴き終えた後に最初に感じたのはとにかく”新鮮”。戸城さんの曲を森重さんでもTUSKさんでもない人が歌うのが、非常に新鮮に響きました。なので、以前に聴いたことのあるようなフレーズが出てきてもあまり気になりません。(#3のSearch and DestroyなんてイントロとAメロがほぼMY GUILTY PLEASUREと同じ・・・)

naoさんは声も素敵ですし、いいヴォーカリストだと思いました。数年前リリースされた地獄ヘルズのアルバムは持ってるんですが、あまり覚えてないんですよね・・・首振りDollsもサブスクで少し聴いた程度なので・・・歌詞もいいです。森重さんやTUSKさんの歌詞は結構クセがありますが、naoさんの書く歌詞はいい意味で普通でスッと入ってきますね。

内容はいつも通りの戸城さん流の多彩なロックンロールアルバム。いくつになっても衰えない作曲センスはさすが。
今作はアップテンポな曲はほどよくキャッチーでどちらかというと勢い重視かな。#1のsad rainyから#4のRUN AWAYまでそんな感じ。スリリングなロックンロールで最高。sad rainyのAメロなんてゾクゾクしちゃいますよ。そして得意のメロウなバラードの#6のstarry streetと#11君の街の2曲が素晴らしい。naoさんの艶のある声が曲にめちゃ合ってますね~。どちらも名曲。他にもファンキーな#5のjunkie、グラムロック風#7のRHYTHM、ジャジーな雰囲気の#10のaddicitonなどこれまでなかったような曲もあって面白い。やはりセンス抜群。坂下さんのギタースタイルもやはりこのバンドに合っていると思いました。

実はさほど期待していなく、「一応買っとくか・・・」ぐらいのテンションだったんですが、予想を大幅に上回るカッコ良さでずっとリピートして聴いてます。ヴォーカルが森重さんでないため、購入するをのをためらってる方には、買っても後悔しないと伝えておきます。ZIGGYのファンにも聴いてほしいですね。
あまりの素晴らしさにライブに行きたくなってしまいました。過去の曲もnaoさんがどんな風に歌ってるのか興味がありますしね。活動休止前にやっていたZIGGYのGUILTY VANITYとかMONKEYなんかもnaoさんヴォーカルで聴きたい・・・最後に戸城さんのライブに行ったのは確か5,6年前のTHE SLUT BANKS。久しぶりに見に行こうかな。

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