THE YELLOW MONKEY 【Jaguar hard pain】レビュー

  1. SECOND CRY
  2. FINE FINE FINE
  3. A HENな飴玉
  4. ROCK STAR
  5. 薔薇娼婦麗奈
  6. 街の灯
  7. RED LIGHT
  8. セルリアの丘
  9. 悲しきASIAN BOY
  10. 赤裸々GO! GO! GO!
  11. 遥かな世界へ
  12. MERRY X’MAS

特におすすめの曲!

目次

前作よりさらにダーク!だけど最高のコンセプトアルバム!

THE YELLOW MONKEYの通算3作目のスタジオアルバム。1994年作品。

最初で最後のコンセプトアルバムです。

吉井和哉さんは当初から「3枚目はコンセプトアルバムを作る!」と決めていたとの事。

1944年に戦死したジャガーという若者が、肉体が滅んだ事に気付かず、魂だけ50年後の1994年にタイムスリップし、恋人であるマリーを探す、いうストーリーだそうです。

聴後は映画を見終わった後のような感動に浸れる素晴らしい作品です。

「バンドのブラックサイド」として発表した前作よりもさらに重く暗い雰囲気が漂っています(笑)。ただし、自分が一番好きなTHE YELLOW MONKEYのアルバムなんです。

全曲が本当に個性的なナンバーで、曲よし、メロディーよし、演奏よしで文句なし。

彼らの代表曲であり、ライブでは必ず演奏される「悲しきASIAN BOY」は収録されてますが、その他はあまりベストアルバムに入ってない曲が多く、隠れた名曲が非常に多いアルバムです。

#1のSECOND CRYからいきなりドラマティックな名曲。ギターのアルぺジオで静かに始まり、サビでバッと広がる感じがいいですね。それから鳥肌もののギターソロ。このソロ、THE YELLOW MONKEYの中でもトップクラスに好きです。

#2のFINE FINE FINEはノリのいいハードなロックナンバー。これもギターソロがいいね。

#3のA HENな飴玉もギターから始まるロックナンバー。間奏のダイナミックなフレーズがロック! #4のROCK STARはアルバムで一番ポップな曲。歌詞も印象的。THE YELLOW MONKEYは間違いなくメンバー全員「死んだら新聞にのるようなロックスター」でしょう。

#5の薔薇娼婦麗奈もハード。間奏が凄い。ベースソロからのスリリングなギターソロ。スパニッシュなフレーズが面白い。その後の取りつかれたような吉井さんの歌もすごい。#6の街の灯はメランコリックなギターメロディが特徴的な曲。

#7のRED LIGHTは劇団女優の方?の暗い歌から始まり、ロックなナンバーに。歌詞がすごいね(笑)。#8のセルリアの丘はダークでメロウな曲。サビのメロディがいい。アップテンポな#10赤裸々GO!GO!GO!のギターリフは実に菊地英昭さんらしいですね。この曲もノリノリで最高!ライブでも盛り上がる曲です。

そしてラストは感動的なバラードのMERRY X’MAS。ラストはギターのメロディアスなアルペジオで余韻たっぷりに幕を閉じます。映画でいうとエンドロールが流れてるような感覚。素晴らしい。

この作品2ndと同様に中毒性が高く、ハマると抜け出せなくなります。是非聴き込んでみて下さい。

個人的殿堂入り作品です。

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