
- Song For Night Snails
- Subjective Late Show
- Oh! Golden Boys
- Neurotic Celebration
- Chelsea Girl
- 不愉快な6番街へ
- This Is For You
- Foxy Blue Love
- 真珠色の革命時代
- Romantist Taste
- Walkin’ In Sunshine
特におすすめの曲!
記念すべきイエモンのデビューアルバム! 煌びやかでポップ!
THE YELLOW MONKEYの1stアルバム。1992年作品。
後に日本を代表するロックバンドへと成長する彼らであるが、原点であるこの1作目にてすでに充分な個性を放っており、それは現在でも変わっていないと感じました。
もちろん約30年前の作品なので、サウンドでは若干物足りなく感じ、吉井さんのボーカルも不安定な感じはあるがすでにポップセンスは炸裂していて楽曲は凄くいいんですよね。
wikiによれば、この1stを「ホワイトサイド」、2ndを「ブラックサイド」として本来2枚組にしたかったそうです。
確かにこの2枚を聴けばTHE YELLOW MONKEYがどんなバンドかはだいたいわかると思います。
「ホワイトサイド」の今作にはポップできらびやかな曲が多数収録されています。
#1のSong For Night Snailsは弱々しいボーカルが印象的なんだけどポップですし、サビで盛り上がるいい曲ですね。
#2のSubjective Late Showはキャッチーなグラムロックっぽい曲。間奏の展開がセンス抜群です。ギターソロも大好きですね。
#6のChelsea Girlはライブ映えするロックナンバー。こういう単音のギターリフは菊地英昭さんお得意のパターンですよね。ギターソロの後のクリーントーンパートが印象的。
#7のThis Is For Youは私がTHE YELLOW MONKEYでトップ3に入るくらい好きな曲。
暗い雰囲気のメロウな曲なんですが展開がとにかくドラマティック。イントロから終始ギターが素晴らしく、起承転結しっかりしてるギターソロも最高。導入されてるストリングスのメロディも美しく感動的。そして最高潮に盛り上がってからのアコースティックギターとボーカルで曲を静かにしめくくる。まさに名曲中の名曲。歌詞の通り聴くたびに強い雨が降る夜の情景が浮かんできます。ライブで初めて聴いた時は本当に感動しました。
#9の真珠色の革命時代はスケールの大きいメジャーなバラード。この時代からもうすでにブレイク後のような万人受けするメジャーな曲を発表しているんですよね。
この曲はライブではオーケストラの楽団と共演していたりして感動的でおすすめ。
吉井さんはバンドの音楽性を「デヴィッド・ボウイとグラムとメタルとムード歌謡」とおっしゃってました。僕は初めて聴いた15歳の時は「なんか洋楽っぽい感じ?よくわからないなぁ・・」と感じましたが聴くたびに好きになっていく。怪しくマニアックなようで実はポップで聴きやすいんですよね。実に深い作品。
色々な音楽ライターの方の記事なんかを読むと、やはりデビュー当時は周りのバンドと比べて異端な存在だったようですね。でもファンの1人としてはやはり彼らを見出し、才能を信じその音楽を私たちに届けてくれた事は本当に感謝しています。
今作は後にベストに収録される曲もありますが、このアルバムを通して聴くとまた違った彼らの独特の世界を感じる事ができます。是非ご一聴を!