- その琥珀の水に
- 崖っぷちの夜でさえ
- 今夜LOVE SONGを・・・
- BABY, PLEASE DON’T GO
- 悲しみの中に
- YOU’VE GOT TO ROLL ME
- 青い雨
- きっとできるから
- 夢でお前に
- また雨が降り出したみたいだ
特におすすめの曲!
ZIGGYファンなら気に入るはず・・・
日本のロックバンドZIGGYの通算19作目(ZIGGY名義では)のスタジオアルバム。2023年作品。
前作より約2年半ぶり、再始動後では4作目のアルバムです。再始動後の作品はわりとハードな作風でしたが今作はソフトでポップな感触。最初は森重さんのソロっぽいかな、と感じましたが繰り返し聴くうちに、非常にZIGGYらしい作品だと再認識しました。琴線に触れるメロディーはもちろん、サウンド、歌詞なんかもまさしく”不変なZIGGY”のイメージ通りですかね。つまりはZIGGYファン、森重樹一ファンならまず嫌いな人はいないでしょう。
再始動後のハードなZIGGYを期待していたリスナーにはちょっと物足りないかもしれませんが、大半のファンは森重さんの歌、メロディーが好きでこのバンドを聴いていると思うので、特に物足りなさも感じないのではないでしょうか。
アレンジは非常にシンプルな印象。なので曲の良さが際立ってます。曲のタイプもアップテンポなロックンロールからじっくり聴かせるバラード、軽やかなポップナンバーなど相変わらず幅広いので満足すると思います。カトウタロウ氏のギターもいいですね。過去の曲っぽいリフだったりスライドギターだったりとシンプルながらもあえて”ZIGGYらしい”プレイに徹してるような印象を受けました。
アルバムは#1.その琥珀の水にからスタート。スリリングでハードでキャッチー。しかし曲の導入はXのI’ll kill youかと思いましたw。文字通りウィスキーの歌なんですが森重さんって前に確かドクターストップで酒を飲めなくなってたと思うんですが今は健康状態ってどうなんでしょうかね?もう良くなってまた飲めるようになったのかな?#2.崖っぷちの夜でさえはスライドギターが絶品ですね~。森重節炸裂のメロディーも文句のつけようのない出来。#3.今夜LOVE SONGを・・・のメロディーも素晴らしい。ポップな鍵盤フレーズも光る軽やかなロックンロール。
その後はややジャジーで大人な雰囲気の#4.BABY, PLEASE DON’T GO、壮大なバラード#5.悲しみの中に、とスローなナンバー続き。悲しみの中にはなんかの曲っぽいなぁ~なんだっけなぁ~と考えながら聴いてたらギターソロで解決w。でも聴きごたえたっぷりの名曲。#6.YOU’VE GOT TO ROLL MEもZIGGYらしさ抜群のロックンロール。初期からずっとある曲調で変わらない良さがありますね。
#7.青い雨はハードでアップテンポで再始動後のZIGGYを感じる1曲。もちろんメロディーはキャッチー。そういえばダスボンに黒い雨って曲あったよね。雨って森重さんの歌詞によく出てくるイメージ。#8.きっとできるからも森重節メロディーを存分に堪能できるポップソング。こういうメロディーって日本人なら嫌いな人いないと思うんだけどね。#9.夢でお前にもポップ。歌詞がいいね。#10.また雨が降り出したみたいだはゴージャスなアレンジのアップテンポでポップなロック。
いいアルバムだと思います。しかし相変わらずの歌唱力とずば抜けたメロディーセンスは圧巻。いつも思うが本当に森重さんは過小評価されすぎ。正当に評価される日が来ることを願わずにはいられないですね・・・