- Handshake With Hell
- Deceiver, Deceiver
- In The Eye Of The Storm
- The Watcher
- Poisoned Arrow
- Sunset Over The Empire
- House Of Mirrors
- Spreading Black Wings
- Mourning Star
- One Last Time
- Exiled From Earth
- Diamond Dreamer
- Into The Pit
特におすすめの曲!
相変わらずの鉄壁の完成度!!
スウェーデン出身のデスメタル・バンドArch Enemyの通算11作目のスタジオアルバム。2022年作品。
約5年ぶりのアルバムです。メロディック・デスメタルでは世界で最も有名なバンドですかね?私自身、メロデスは7~8年くらい前にドハマりした時期があり、様々なバンドを聴き漁ったりしてましたが、ここ数年はメロデス熱はすっかり冷めてしまい、新規開拓することはなくなり、以前から好きなバンドの新譜が出たら購入するくらいになってたんですが、最近はその好きだったバンドでさえサブスクで聴いただけで買わなかったりします・・・。ただArch Enemyは別格の存在なのでもちろん購入。同じく大好きなSoilworkの新譜もAmazonで予約注文済みです。こちらも楽しみですね。
Arch Enemyやっぱり演奏が凄いんよな~。マイケル・アモットの泣きのギターはもちろん、すべてのパートがセンスに溢れててカッコいいんですよね。今作も作曲はマイケルとダニエル・アンダーソン(Dr)が中心。元メンバーでマイケルの弟のクリストファー・アモットも作曲に参加しているらしいですが、前作同様ジェフ・ルーミス(g)はノータッチ・・・ギタリストとしての参加にとどまってます。
もちろんボーカルのアリッサ・ホワイト=グルーズは言うまでもなく最高。ルックスも良いし華がありますよね。今作で加入して3枚目の作品です。アンジェラ期は個人的にはイマイチな作品もありましたが、アリッサが入ってからの2枚のアルバムはどちらも大好きです。
そして今作ももちろん期待通りのクオリティ。音も演奏も曲も歌もいつも通り超一流。安定しており、高品質のメロデスを堪能できます。#1.Handshake With Hellではアリッサがクリーン・ボーカルを披露してますね。中盤の静かなパートでの歌唱は印象に残ります。個人的には彼女のクリーンボーカルを今後はもっと取り入れていってほしいです。それにしてもこの曲はイントロの流れ、曲展開、ギターソロの入りとツボを心得た完璧な内容。オープニングとして最適ですね。
#2.Deceiver, Deceiverはアグレッシブでヘヴィ。サビではArch Enemyらしい展開が最高。この曲も文句なしのカッコ良さ。ミドルテンポの#3.In The Eye Of The Stormは間奏のギターのメロディーが北欧の空気感が強くて耳に残ります。
オーケストラからクリーントーンのアルペジオと、美しく始まる#5.Poisoned Arrowは実にキャッチーな曲。デスボイスなのにこんなにキャッチーに響くのもアリッサの実力でしょうか。ベースから始まる#6.Sunset Over The Empireはアグレッシブでダイナミックでライブ向きの曲ですね。
#8.Spreading Black Wingsはダークな曲調ながらもラストにオーケストラやクワイアが導入されていたりと壮大な曲。#10.One Last Timeはサビの陽性のキャッチーなメロディーがポジティブな雰囲気。これはいい。#11.Exiled From Earthも力強いミドルテンポの曲。
#12.Diamond DreamerはPICTUREの、#13.Into The Pitはロブ・ハルフォードのプロジェクトであるFIGHTのカヴァー。#12ではアリッサはクリーン・ボイスで普通に歌ってます。
やはりArch Enemyはいい。なんだかんだいって何度もヘビロテしてしまうほどのクオリティ。もうメロデスというジャンルとか関係なしに素晴らしく、聴きやすいバンドだと思うので、デスメタルはちょっと・・・と敬遠しているかたにも聴いてみてほしいですね。案外ハマるかもしれませんよ。