Breaking Benjamin 【Dear Agony】レビュー

  1. Fade Away
  2. I Will Not Bow
  3. Crawl
  4. Give Me A Sign
  5. Hopeless
  6. What Lies Beneath
  7. Anthem Of The Angels
  8. Lights Out
  9. Dear Agony
  10. Into The Nothing
  11. Without You

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目次

ヘヴィーながらも美しいメロディーは必聴!

アメリカのロックバンドBreaking Benjaminの4作目のスタジオアルバム。2009年作品。

ミドルテンポのどっしりとしたヘヴィーなサウンドに、憂いを帯びたキャッチーなメロディーがのるドラマティックなロックサウンドの持ち味のバンド。オルタナティブ・メタル、もしくはポスト・グランジというジャンルに分類され、似た系統のバンドとしてはCreed、Staind、Redあたりでしょうか。
本国ではかなり人気がありますが日本では悲しいほど知名度が低い・・・まぁこの類のバンドはみんなそうですが・・・

中心人物であるベンジャミン・バーンリー(Vo)の歌声は繊細ながらも力強く、穏やかながらも内に秘めた炎のようなものを感じます。楽曲はメロディーに最も重きを置いている印象。なので演奏は割とオーソドックスで普通かな・・・ヘヴィーではあるけれどあまりガツンと来るようなリフはないですね。でもギターのクリーン・トーンは綺麗で美しいです。

そして売りであるメロディーはかなりのクオリティ。一押しはタイトルトラックの#9.Dear Agony。ドラマティックなバラードでメロディーは終始非の打ち所がなし。とりあえずこの曲を聴いて気に入れば他の曲も好きになるはず。#4.Give Me A Signも同系統の曲。Aメロのアコースティックギターがいい感じ。これも超美メロ。

あと好きなのは#7.Anthem Of The Angelsかな。ストリングの音色が曲にマッチしてます。ダークな雰囲気で進みながらもサビでメロディーが明るくなる展開が、暗闇に光が差し込んだみたいでドラマティックに響きます。サビのラストフレーズのメロディーがたまらなく好きなんですよね。

とりあえず個人的にはこの3曲がメチャクチャ好きなんですがそれ以外もいい曲ばかり。
ベースがうねりまくり、ヘヴィーでグルーヴィながらもメロディーはしっかりキャッチーな#1.Fade Away、メロディアスなAメロからシャウトする激しいBメロへと展開するダイナミックな#3.Crawl、ストリングスで余韻を残しアルバムを締めくくるポップなラストナンバーの#11.Without You。これらの曲も負けてないくらい好きです。

2022年現在で7枚のアルバムをリリースしてますが(2018年の”Aurora”はアコギアレンジのセルフカバーアルバム)、どの作品も平均点は軽くクリアしてると思いますので今作が気に入ったなら聴いてみるといいと思います。

現在はオリジナルメンバーはベンジャミン・バーンリーしか残っていませんが、まあ彼がいれば問題ないですよね。ただ、一時期は病気で療養していたり、元メンバーとの訴訟問題でゴタゴタしてたりしてましたので、なんとか落ち着いた環境で集中して創作活動ができるといいのですが・・・今後にも期待しています。

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