- Power Of Will
- Advent
- Natural Born Killer
- Yours
- All The Devil Are Here
- The White
- Instinct
- Heart Of Darkness
- Achilles Heel
- Power Of Now
特におすすめの曲!
今作も良作。Dynaztyにハズレなし! でもちょっと物足りないかな・・・
スウェーデン出身のメタル・バンドDynaztyの通算8作目のスタジオアルバム。2022年作品。
前作より約2年ぶりの作品。何度も発売が延期していたような気がするのでやっと出たな、という印象でした。しかし、何もリリースラッシュのこの時期に出さなくても・・・とか勝手に思ってました(笑)。
私がこのバンドを知ったのは2016年発売の6thアルバム”Titanic Mass“に収録されている”The Human Paradox“をYoutubeで偶然耳にしたのがきっかけでした。そのあまりのカッコよさに衝撃を受け、すぐアルバムを購入。それ以前の作品はダウンロードで購入し(1st以外)、それ以降は新作が出るたびCDを買ってます。
初期のサウンドはSkid Rowあたりに近いハードなロックンロールでしたが、近年は、シンセサイザーを導入したりとデジタルな要素が強くなり、メロディアスな楽曲は変わらずも時にダンサブルな”モダン・メロディックメタル”へと進化してきました。
ボーカルのニルス・モリーンは2017年にAmarantheに加入したことでも知られていますが、近年のDynaztyの音楽はそのAmarantheや、同じく女性ボーカル擁するTemperanceあたりに非常に似ていますね。それらのバンドで今作の曲を演奏しても全く違和感ないんじゃないでしょうか。
ニルス・モリーンはそのパワフルな歌声に加え、ルックスも良く華があり、まさに理想的なフロントマン。さらにはギタリストのラブ・マグヌソンもメチャ上手い。ハイパーなギターソロは一聴の価値あり。
個人的に気にいったのはまず#1.Power Of Will。アップテンポで高揚感あふれるキャッチーなナンバーで、まさに現在の彼らを象徴するような曲ですね。ツインギターのメロディアスなソロも聴きどころです。次は#4.Yours。ニルスの歌唱力が光るパワーバラード。これは名曲じゃないでしょうか。あとは#7.Instinctかな。キャッチーなメロディーとデジタル要素の強いサウンドに、神秘的な雰囲気の間奏が印象に残ります。
それ以外にも#6.The Whiteはベースソロ→ギターソロ→アコギのソロと展開する間奏が面白いですし、#8.Heart Of Darknessはストリングスが大胆に導入されている後半が美しくて好きですね。それからどっしりと重厚な#9.Achilles HeelのイントロはどことなくMetallicaのSad But Trueっぽいですよね・・(笑)
今作も良いアルバムだと思います。けど少し物足りないような気がするのは贅沢かな・・・同時期発売のMachine HeadとMuseの作品があまりにも強力だったのもあるんでしょうが・・・あとはライブが見たいですね。数年前の来日公演はチケットはとっていたものの、急な仕事で行けなくなってしまったんですよね・・・ライブパフォーマンスにも定評がある彼ら、生で見れなかったのが悔やまれる・・・ぜひリベンジの機会を・・・