- Slaughter The Martyr
- Chøke Øn The Ashes Øf Yøur Hate
- Becøme The Firestørm
- Øverdøse(SE)
- My Hands Are Empty
- Unhalløwed
- Assimilate(SE)
- Kill Thy Enemies
- Nø Gøds, Nø Masters
- Bløødshøt
- Røtten
- Terminus(SE)
- Arrøws In Wørds Frøm The Sky
- Exterøceptiøn
- Arrøws In Wørds Frøm The Sky (Acoustic)
特におすすめの曲!
最高傑作!?バンド初のコンセプトアルバムは超絶神盤!!
アメリカのメタル・バンドMachine Headの通算10作目のスタジオアルバム。2022年作品。
約4年半ぶりの新作。前作はポップな面もあったりと賛否両論を巻き起こしましたが、今回は従来のMachine headのサウンドへと軌道修正しています。また前作後のメンバーの脱退に伴い、今作では新たなギタリストとドラマーが加わってます。
控えめに言っても凄いアルバムです・・・名盤との誉れ高い6th”The Blackening“に匹敵するどころか、超えるくらい素晴らしい作品でしょう。初めて通して聴いたときの衝撃はすさまじいものがありました。今作はバンド史上初のコンセプトアルバムであり、日本の人気漫画”進撃の巨人”にもインスパイアされたそうですが、アルバムのストーリーに関してはあまり関係ないそうですね。
コンセプトアルバムを作るきっかけとしてはMy Chemical Romanceの”The Black Parade”が好きだというのも、様々な音楽が好きなロブ・フリンらしいような気がします。
アルバムの内容ですが、まさにMachine Headの魅力に溢れたドラマティックでアグレッシブなアルバム。しかもメロディーの充実度も凄い。たくみなテンポチェンジや転調など、練りに練られた楽曲、ギターはヘヴィだったりメロウだったりと多彩なリフはもちろん、時折エフェクターを駆使したトリッキーなフレーズが飛び出したり、ソロはアグレッシブに弾きまくったかと思えば時に劇的なツインリードを奏でたりと引き出しの多さに脱帽。そしてフックのあるボーカル・ライン。全く隙がありません。
いきなり10分超えの大曲#1.Slaughter The Martyrから始まるのもMachine Headらしい。#2.Chøke Øn The Ashes Øf Yøur Hateはスラッシーに疾走するアグレッシブなナンバー。ザクザクと刻まれるメタリックなギターリフが最高。#3.Becøme The Firestørmはブラストビートにトレモロリフと、ブラックメタルの要素が色濃い高速ナンバー。でもサビのメロディーはキャッチーで耳に残ります。
#5.My Hands Are Emptyは荘厳な雰囲気漂うダークな曲。#6.Unhalløwedはスローテンポから速くなるドラマティックな曲展開が圧巻。後半のメロディーラインとツインリードのハーモニーが美しいですね~。#8.Kill Thy Enemiesはシンプルながらヘヴィなリフが際立つずっしりと重厚な曲。このリフはベーシストのジャレッド・マクエイカーンが書いたそうで、ロブも特にお気に入りとのことです。
#9.Nø Gøds, Nø Mastersはヘヴィながらもメロディアス。サビはライブではシンガロングできそう。
#10.Bløødshøtはアップテンポでアグレッシブ。リズムパターンが多彩。#11.Røttenは従来のMachine Headっぽい曲だと思いました。#13.Arrøws In Wørds Frøm The Skyは叙情的なスローナンバー。メロディアスなギターソロがハイライトかな。
そして日本版ボーナストラックとしてインストの#14.Exterøceptiønと#15.が収録されてます。インストって珍しいですよね。もちろんカッコいいんですが、やはり今作のようなコンセプトアルバムにはボーナストラックは不要と思うのは私だけでしょうか。
本当に素晴らしいアルバム。ひたすらヘビロテしまくってます。激しくおすすめします。やはりMachine Headは最高!これは是が非でもまた来日してもらわねば。前回の来日公演は見に行ったんですが、3時間近いセットリストで、しかも開始時間が30分くらい遅れたため、家に帰ったのが午前0時近かった記憶が・・・でもライブ自体は最高でした。コロナ禍になってからの2年半、まったくライブに行っていないのでそろそろ行きたいですね。