- Reap A Hurricane
- Can It Wait
- So Sorry I Could Die
- Eyes Of Oblivion
- A Plow And A Doctor
- Positively Not Knowing
- Tin Foil Soldier
- Beguiled
- The Pressure’s On
- Try Me Tonight
- Don’t Hold On
- Eleanor Rigby
- Circus
- I Am The Hunted
- I Ain’t No Miracle Worker
日本盤ボーナストラック
特におすすめの曲!
14年ぶり!哀愁ただよう70年代ロックンロールのオマージュ的作品!
スウェーデン出身のロックバンドの2008年以来、実に14年ぶりのスタジオアルバム。2022年作品。
今作では、1998年に脱退したBackyard BabiesのDregen(G)がメンバーに復帰しており、Nicke Andersson(Vo,G)とのコンビが復活しています。
サウンドはかつてDregenが在籍していた頃の激しいロックンロールではなく、活動休止時の延長線で、さらに70年代のロックンロール讃歌的な内容のアルバムに仕上がってます。
サザンロックの影響を感じる、どこか懐かしい哀愁ただようメロディー。さらにボーカル/コーラスを多重録音した曲、
また、ギターに関してはハーモニーを重視しており、楽しい雰囲気のポップな作品です。
日本盤にはボーナストラックが5曲入ってるのも嬉しいですね。
ボーナストラック#12のEleanor RigbyはThe Beatlesのカヴァーですが、もし原曲を知らなければThe Hellacoptersのオリジナルソングと言われても違和感ないほどアルバムに溶け込んでます。
今作のCDのライナーノーツを読むと、ニッケ本人による「The Beatles meets Judas Priest」という描写が書かれてますが、
アルバムを聴いて、まさにピッタリとあてはまる表現だと思いました。
ただ、G.B.Hのカヴァー#14のI Am The Huntedは、初期の彼らのような荒々しいサウンドであり、こういう方向性の作品もまた作ってほしいと思いました。
特に気に入った曲はキャッチーなメロディーとサビのコーラスが印象的な#1のReap A Hurricaneと#10のTry Me Tonight、
Lynyrd Skynyrd風の#4のEyes Of Oblivion、ギターのハーモニーが特に楽しい#7のTin Foil Soldierでしょうか。
でもブルージーで哀愁たっぷりの渋い#3のSo Sorry I Could Dieもお気に入り。ギターソロがいいね。
14年ぶりにふさわしい完成度の高い作品です。彼らの最高傑作かもしれません。
ぜひライブで生で曲を聴きたいですね。年末か来年あたり来日してくれないかな・・・
今後のコロナ次第なんでしょうが・・