- Same Story Someone New
- The Worst Holiday I’ve Ever Had
- Bring Me Down
- My Therapy
- Jukebox 86
- Too Late To Start Over
- Unhappy Hour
- Birthday Song
- Crush
- Weird Rock
- Stuck Without A Ride
- Diary
- At Least I Tried
- End
特におすすめの曲!
圧倒的なメロディーセンス!爽快パンクの名盤!
イスラエルのパンクバンドの通算4作目のスタジオアルバム。
前作までは普通のメロディック・パンクバンドという印象だったんですが、このアルバムから化けましたね。バラエティにとんだ曲調とメロディーの質も各段にグレードアップしてます。曲展開も練られてる曲が多く飽きないです。また全14曲でトータルタイム35分と非常にコンパクトで聴きやすい曲が揃ってます。
もう頭の2曲から平凡なバンドとは全然違います。程よいテンポで抜群のメロディーに間奏のギターのアルペジオが綺麗な#1.のSame Story Someone New、ラストの超泣きメロパートに感涙の#2.The Worst Holiday I’ve Ever Had。これ聴いた段階でもう名盤確定。この曲みたいに後半の絶品メロディーをあえて繰り返さず一回して使用しない事が上手い。なのでなかなか飽きないんですよね。#4.My Therapyも同様。間奏後の印象的な歌メロを一回しか使ってない。ゆえに何度も聴きたくなるんです。
#12.DiaryはGreen DayのGood Riddanceのようなアコースティックギターとボーカルによるメロディの美しい曲。まさに一聴の価値ありの名曲です。#13.At Least I Triedもアルバムで1,2を争うほど爽やかでアップテンポなナンバー。彼らの曲でも非常に人気のある曲です。ラストナンバーの#14.Endはドラマティックな泣きメロの高速ナンバーなんですが、ギターソロの途中でフェイドアウトして終わるという展開も憎いね。正直もっと聴きたい!と思うほどいい曲です。
サウンド面では、クリーン・トーンを多用してるギターが特徴的でしょうか。パンクバンドは歪んだ音でゴリゴリと攻めるギタリストが多いなか、このバンドの非常に繊細で美しいギターの音色は聴いていて非常に気持ちがいいです。
とにかくメロディーが綺麗なパンクが聴きたい!という方にはこのアルバムはピッタリだと思います。この作品の後はメタリックでシリアスな雰囲気のバンドへとサウンドが変化していきますが、変わらずキャッチーで高品質。今でもチェックし続けている数少ないパンクバンドです。