- Don Giovanni
- disgruntled
- It’s Quite Alright
- Let Me Go
- I Am Forever
- Poison
- Loki
- Blackhawk Down
- Rwanda
- Corruption
- Antennas
- Rattlesnake
- Not To Regret
- Radio Havana
- Axiom
- Black Derby Jacket
- Meteor Of War
- Dead Bodies
- Rigged On A Fix
- Young Al Capone
- Reconciliation
- GGF
- Sick Sick World
特におすすめの曲!
最初から最後まで爆走するハード・パンクの超名盤!
アメリカのパンクバンドRancidの5作目のスタジオアルバム。2000年作品。
こりゃ凄い!! とにかく速い、激しい!短い! 徹頭徹尾高速ハード・パンクを貫いている硬派な作品。全23曲ながらあっという間に聴き終えてしまう。ランシドは3rd“…And Out Come The Wolves”を最高傑作にあげる方が多いと思いますが、これも全然負けてないです。もちろん3rdも大好きですが。
内容は全然違います。RancidはThe Clash直系の正統派パンクバンドとしてスカやレゲエなども幅広く取り入れてきましたが、この作品だけ他と比べて明らかに異質。アルバムを通して攻撃的なオーラが充満していてとんでもない疾走感です。とにかく激しいパンクロックが聴きたい方にはこれしかないでしょう。
しかも、どの曲も激しいだけでなく、短いながらもRancid流のキャッチーなメロディと個性的な演奏で非常に完成度が高く、最後までダレることなく聴けてしまう。ぶんぶんとうなりまくるベースも相変わらず凄い。
もし他のアルバムを聴いて「ランシドはちょっと合わないな」と思ってた方にはぜひ今作を聴いてみてほしいです。
ほとんどの曲が2分以下であり、3分を超えるのは3曲のみ。その3曲がいずれも素晴らしく、アルバムのハイライトになってると感じます。#4.Let Me Go、#14.Radio Havanaの2曲はRancidらしいポップなロックンロール風パンクでサビのコーラスがキャッチーで印象的。#21.GGFはカントリー風味の明るいパンクロックで面白い曲です。
それ以外のお気に入りはとにかくノリのよい#8.Blackhawk Downや、ベースとドラムのリズム隊がめちゃカッコ良いスリリングなハードナンバー#13.Not To Regret、これまたベースがヤバいキャッチーな#17.Meteor Of War、#18.Dead Bodiesあたりでしょうか。でもその他の曲も本当に捨て曲なしで最高。次から次へと高品質パンクがたたみかけてくる構成は圧巻。
一度再生ボタンを押したが最後、結局最後まで停止ボタンを押せなくなってしまうでしょう(笑)。全23曲ながらトータルタイムわずか40分。スカッとしたい時にもぜひおすすめのアルバムです。ちなみに今作はセルフタイトルで1stと同じなので、日本盤では区別するためにRancid Ⅴというタイトルになってます。