- Intro/Chamber The Cartridge
- Injection
- Ready To Fall
- Bricks
- Under The Knife
- Prayer Of The Refugee
- Drones
- The Approaching Curve
- Worth Dying For
- Behind Closed Doors
- Roadside
- The Good Left Undon
- Survive
特におすすめの曲!
シリアスに疾走するメロディック・ハードコアの名盤!
アメリカのパンクバンドRise Againstの4作目のスタジオアルバム。2006年作品。
日本版のwikiではメロコア・バンドと紹介されているが、メロコアというよりかはハードコア・パンクが正しいと思います。私はメロコアと聞くと爽やかな雰囲気のカラッとした明るいパンクロックをイメージしてしまいますがこのバンドは毛色が違います。
社会や政治に切り込む歌詞、シリアスな曲調で疾走するサウンドはBad Religionあたりのパンクバンドに近い印象、実際、英語版のwikiにはメロディック・ハードコア・バンドと書かれています。ティム・マキルラスのしゃがれた歌声、キャッチーながらも哀愁を帯びたメロディー、効果的に導入されているかけ声コーラスはライブで拳を振り上げて盛り上がること必至で、まさに漢の熱いパンク・ロック。
シンガロング必至のコーラスパートが熱い#1.Intro/Chamber The Cartridge、フックのある絶妙のメロディーで疾走、間奏のシャウトだったりと曲展開が燃える#2.Injection。この2曲聴いただけでもう満足です(笑)。それぐらいカッコいい。
#6.Prayer Of The Refugeeはクリーントーンのギター主体の静かでスローなAメロから、突如スピードアップしてアグレッシブなサビに突入。もちろんメロディーも文句なし。#7.Dronesはやや哀愁を感じるメロディーが印象的。
#11.Roadsideはストリングスや女性コーラスが導入されている異色のナンバー。やや暗い雰囲気ながらもメロディアスで美しい曲ですね。#13.Surviveはイントロのギターの速いカッティングがメチャカッコいい。疾走感抜群で目まぐるしくテンポが変わる展開もいいね。
勢いあふれる素晴らしいパンク・アルバムです。人によっては似たような曲が多いとか言うかもしれませんがこのバンドに限ったことではないですし、そんなの関係ねぇ!って感じですね。大音量で楽しむべき作品です。