dope【American Apathy】レビュー

刺激の強いインダストリアル・メタルサウンドは中毒性高し！！

アメリカのロックバンドdopeの通算4作目のスタジオアルバム。2005年作品。

インダストリアル要素の強いラウドロックが持ち味のインダストリアル・メタルバンド。インパクトが強いルックスながら、程よくヘヴィ、程よくキャッチー、程よいテンポですんなり耳に入ってきて非常に聴きやすいと思います。

よく音楽性がMarilyn Mansonに似ていると言われている通り、それっぽい曲もありますが、全体的にコンパクトでキャッチーな曲が多く、Marilyn Mansonよりは即効性が高くわかりやすいんじゃないでしょうか。アルバムを通して怒りを前面に押し出した非常にテンションの高い作品です。

歌詞は非常に過激な内容で、何回言うんだってくらいf××kを連発しまくってます（笑）もちろんサブスクでは全曲にEマーク（笑）。しかし刺激の強いそのサウンドはかなり中毒性があり、気が付けば病みつきになり何度もリピートしてしまう。

まず頭3曲からもうキレまくり。当時の大統領の演説に「帰って死ね！」というセリフから始まる＃1.I’m Backに、緊張感のあるスリリングな＃2.Survive、激しいシャウトが凄まじい＃3.No Way Outとすごい勢いで流れます。

メロディアスな＃4.Alwaysで少し小休止かと思いきや次の＃5.Bastardはアルバムでも最も速く激しいナンバー。これはテンション上がりますね。その後も激しくもノリの良い曲が続いて聴きごたえ抜群。＃9.Let’s Fuck、＃11.I Wish I Was The Presidentは確かにMarilyn Mansonっぽいですね。＃11はニューメタル風にアレンジしたマンソンって感じでお気に入り。

いつ聴いてもテンションが上がる1枚。ストレス解消に爆音で聴くことをおすすめします。個人的にはこの前3rd”Group Therapy“とこの後の5th”No Regrets”もかなり好きです。Slipknotとか好きな人も気に入るんじゃないでしょうか。ぜひ聴いてみて下さい。

彼らは2016年の6th”Blood Money Part1“を最後にアルバムをリリースしてませんが、今年は配信でシングルを発表してるので、久々の新作を期待したいですね。