The Living End 【Roll On】レビュー

  1. Roll On
  2. Pictures In The Mirror
  3. Riot On Broadway
  4. Staring At The Light
  5. Carry Me Home
  6. Don’t Shut The Gate
  7. Dirty Man
  8. Blood On Your Hands
  9. Revolution Regained
  10. Silent Victory
  11. Read About It
  12. Killing The Right
  13. Astoria Paranoia
  14. Uncle Harry
  15. Witch Doctor
  16. Living In Sin

特におすすめの曲!

目次

キャッチーで疾走感抜群の”パンカビリー”の傑作!

オーストラリアのパンクバンドの2作目のスタジオアルバム。2000年作品。

”パンカビリー”と呼ばれるロカビリー要素が強いパンク・ロックが持ち味のロックンロールバンド。1stアルバムから非常に完成度が高く、他のバンドとは一線を画すその個性的なサウンドで日本でもかなり話題になってましたね。

そしてかなりの期待の中でリリースしされた今作は、前作に比べるとロカビリー度が少し減少し、よりストレートなパンク・サウンドに近づいた印象。ただし、よく練られた曲展開と、時に哀愁漂うキャッチーなメロディーは秀逸。疾走感のある熱いロックンロールは抜群の完成度を誇ります。

#1.Roll Onは「1,2,3,4!」のカウントから始まる弾けたパンクロック。ポップでシンガロングできるサビが印象的な曲ですね。#2.Pictures In The Mirrorはひときわキャッチーな明るいメロディーが耳をひくメロディック・パンク。

#3.Riot On Broadwayは彼らの持ち味のロカビリー色の強いアップテンポなロックンロール。サビの「RIOT!」のコーラスが最高。テンション上がりますね。#5.Carry Me Homeはスラッシーでスリリングなロックンロールナンバー。曲展開、メロディー、演奏その全てが最高。

#8.Blood On Your Handsはレゲエ調で始まり、サビでスピードアップする緩急のある展開が熱くなる。やっぱりこういう曲はロックの醍醐味ですよね。#13.Astoria Paranoiaは哀愁のメロディーが印象的。中盤の変化の多い展開が見事。ドラムから始まる点といい、サビのコーラスといいライブ向けの曲でしょう。

#14.Uncle Harryはパーティソング的なノリのいい曲。おバカな歌詞が面白い。目まぐるしくテンポチェンジしたり、よく練られた曲展開のおかげで何度も聴きたくなる曲ですね。日本盤ボーナストラックの#15.Witch Doctorと#16.Living In Sinはロカビリー色の強い曲でボーナスなのがもったいないくらいの出来栄えでカッコいい曲。こんなにいい曲がボーナストラックなら少し値段が高くても日本盤を買う価値がありますよね~。

かなりおすすめ。パンクとかジャンル関係なしにかっこいいロックンロールを味わえるアルバムです。これが気に入ったなら1stも気に入ると思います。最近の彼らの作品は聴いていなかったので、現在の最新作である2018年発売のWunderbarをサブスクで聴いてみましたがパンク色もロカビリー色もうすくなっており、まさに落ち着いた大人のロックバンドになっていました。勢いのある曲は少なくなってましたが、メロディーは哀愁度がアップしていて結構良かったです。新作が出たら久々に買ってみようかな。

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