- The End
- Dead!
- This Is How I Disappear
- The Sharpest Lives
- Welcome To The Black Parade
- I Don’t Love You
- House Of Wolves
- Cancer
- Mama
- Sleep
- Teenagers
- Disenchanted
- Famous Last Words
特におすすめの曲!
全世界で大ヒットしたコンセプトアルバムの超名盤!
アメリカのロックバンドMy Chemical Romanceのメジャー2作目のスタジオアルバム。2006年作品。
「死」をテーマにした壮大なコンセプトアルバム。
今作は全世界で大ヒットを記録し、ワールドワイドなバンドへと成長しました。
前作も素晴らしいアルバムでしたが、今作はさらにグレードアップ。
「死」をテーマにしてますが、ポップな曲が多く、悲壮感を感じることはありません。
前作との違いはミドルテンポでじっくり聴かせるスケールの大きい曲が多数収録されてます。ピアノやアコースティックギターが導入され、ドラマティックでキャッチーな曲が多いです。ギターに関してもやだいぶシンプルになり前作のようなガチャガチャ感は薄れてます。ですが、前作の路線を引き継ぐ曲もしっかり入っていて新旧どちらのファンも楽しめる内容になってるのではないでしょうか。
アルバムの「核」であり先行シングルでもあった#5のWelcome To The Black Paradeはとにかくもう凄い曲。ピアノから始まりボーカルが入った後マーチバンドのリズムが加わる。その後ギターのハーモニーでどんどん盛り上がって行き、高速ロック・チューンへと変貌。もうメロディが終始最高。サビなんかもう初めて聴いた時からハートをわしづかみされてしまいました。2つの曲を1曲にまとめたような構成に彼らの非凡な才能が感じられる。確実にロック史に残る名曲です。
#1のThe Endはアコギから始まり壮大なサビでいきなりドラマティックな2分足らずのイントロダクション的な曲。最初の曲なのにThe Endなのが面白い。そしてほぼ曲間なく#2のDead!へ。跳ねたリズムと楽し気なギターで始まるこの曲、ハードですがキャッチーです。#3のThis Is How I Disappearは数少ない前作の雰囲気を残した曲。#7のHouse Of Wolvesも同様。ダークながらも聴きやすいです。
そして今作はバラード系の楽曲が素晴らしい。#6のI Don’t Love You、#8のCancer、#10のSleep、
#12のDisenchanted、どの曲も壮大でメロディが本当に美しい。
特に#12のDisenchantedが好きです。アコースティックギターの綺麗なアルペジオで始まる切ない雰囲気がたまらない。
本当に凄い作品。聴き進めていくにつれて次の曲がどんどん気になる。まさに物語を読み進めているかのようです。
アルバム単位で通して聴くのがおすすめ。もちろんどの曲も単体でも輝いていて捨て曲などもちろんなし。
エモとかパンクとかのジャンル分けとかもはやどうでもいいと思うほどの”ロック”の大名盤です。