- Something In Your Mouth
- Burn It To The Ground
- Gotta Be Somebody
- I’d Come For You
- Next Go Round
- Just To Get High
- Never Gonna Be Alone
- Shakin’ Hands
- S.E.X
- If Today Was Your Last Day
- This Afternoon
特おすすめの曲!
捨て曲なしの最高傑作!
カナダのロックバンドNickelbackの通算6作目のスタジオアルバム。2008年作品。
ポスト・グランジにも分類される、全世界で5千万枚以上のセールスを誇るバンド。
彼らの魅力は骨太でスケールの大きく、かつ重厚なサウンドにメロディアスな楽曲。さらには中心人物であるチャド・クルーガー(Vo)の渋い歌声の強いボーカルも大きな特徴。
絶大なセールスを誇るモンスターバンドながらアンチも多く、”世界で最も嫌われてるバンド”とも言われてます。あのLimp Bizkitより嫌われてるみたい・・・嫌われる理由としては”商業主義の量産型ロックで同じような曲”ばかり、”中身のない歌詞”などが挙げられているようです。海外の動画サイトなどでもディスコメだらけ。なぜこれほど嫌われてるのか理解不能ですが大半は面白半分でやっているんでしょうね。売れているバンドへのやっかみもあるのかな?日本では本国ほど知名度は高くないものの、来日公演を武道館で行うなど、普通に人気あるバンドです。
今作は1000万枚以上のセールスを記録した大ヒットした前作「All The Right Reasons」に続きリリースされた作品で、Def LeppardのHysteriaなどで知られるジョン”マット”ラングがプロデュースしています。私は彼らのカタログで一番好きなアルバムで最高傑作だと思いますね。
とにかく曲のクオリティが非常に高い。前作よりもさらにキャッチーながらも骨太さなサウンドは変わらず。
ハードなロックナンバーとミドルテンポのメロディー重視のナンバーが半数ずつ収録されていてバランスも良いです。ハードナンバーでは、これまであまりなかったギターソロをフィーチャーしてる曲もいくつかあり新鮮です。
まず頭3曲が強力。#1のSomething In Your Mouthはどっしりとしたリズムとサウンドにキャッチーなメロディー。#2のBurn It To The Groundはグルーヴィでノリの良い曲。ギターリフとサビのかけ声コーラスが最高。#3のGotta Be Somebodyはひときわポップなキラーチューン。この曲、彼らのキャリアでも最高の曲じゃないでしょうか。#4のI’d Come For You、#10のIf Today Was Your Last Dayの2曲も同タイプ。#3ほどではないけど充分にいい曲。
アップテンポでダイナミックな#5のNext Go Round、アコギから始まる本格バラード#7のNever Gonna Be Aloneもいいね。#9のS.E.Xはザクザクしたギターが印象的なハードナンバーで面白い曲。そしてラストの#10のThis Afternoonは朗らかな雰囲気の楽し気な曲。アルバムの締めとして最適な曲だと思います。
捨て曲なしの名盤。Nickelbackに興味を持ったならこのアルバムから入る事をおすすめします。曲が少ない分ベストより聴きやすいと思いますよ。