THE HIVES 【Tyrannosaurus Hives】レビュー

  1. Abra Cadaver
  2. Two-Timing Touch And Broken Bones
  3. Walk Idiot Walk
  4. No Pun Intended
  5. A Little More For Little You
  6. B Is For Brutus
  7. See Through Head
  8. Diabolic Scheme
  9. Missing Link
  10. Love In Plaster
  11. Dead Quote Olympics
  12. Antidote

特におすすめの曲!

目次

シンプルイズベスト!無駄のないキャッチーなロックンロール・アルバム

スウェーデンのロックバンドThe Hivesの通算3枚目のスタジオアルバム。2004年作品。

2000年代に隆盛を極めたいわゆるガレージロック・リバイバルを代表するバンド。シンプルな構成のストレートなロックンロールは当時、多くのロックリスナーに支持されました。スウェーデンといえばメタルとかハードロックが盛んなイメージですがこういうバンドが出てくるのも面白いですよね。

このバンドを知ったのはCSの音楽チャンネルで偶然見た”Walk Idiot Walk”のPVでした。メンバー全員おそろいの衣装とコミカルなアクション、そして無駄のないシンプルながらもキャッチーなロックンロールは、当時の私にはすごく新鮮に響きました。

終始ハイテンションで疾走するエナジー全開のパンキッシュでアップテンポなロックンロールはまさにシンプル・イズ・ベストなサウンド。余計な音は一切ありません。フレーズも本当にシンプルながらセンス抜群。ギターは歪みは控えめなクリアーで切れ味鋭いサウンド。メロディーにどこか哀愁があるのも北欧のバンドっぽいですよね。全12曲でトータルタイム30分と非常にコンパクトであっという間に聴き終えてしまいます。

キレのいいギターリフが鳴りひびくリードトラック#3.Walk Idiot Walkはついつい体がノッてしまうほどの中毒性。自然と口ずさんでしまうサビも最高の曲。とりあえずこの曲だけでも聴いてみてほしいです。

それ以外にも疾走系ナンバーの#1.Abra Cadaver、#4.No Pun Intended、#7.See Through Head、#10.Love In Plasterに、サビが特にキャッチーな#2.Two-Timing Touch And Broken Bones、カントリーを下地にしたどこか哀愁漂うポップな#5.A Little More For Little You、どことなくThe Clashみたいな雰囲気のキャッチーな#11.Dead Quote Olympicsなんかはどれも即効性が高くてすぐ気に入ること間違いなし。

でもグシャッと歪んだギターの音と一風変わったリフが耳に残る#6.B Is For Brutusや、ストリングスが導入されてたり不思議な雰囲気の異色な#8.Diabolic Schemeもなんだかんだ好きです。わざと音をはずしてると思われるヘンテコなギターソロも面白いですよね。

いいバンド、いいアルバムです。彼らの作品はどれも好きなんですが、個人的に一番聴いたのはこれでした。普段メタルとか激しいのばっかり聴いてる人もたまにはこういうバンド聴いてみるのも案外いいものですよ。彼ら、まだ活動しているみたいですが、2012年のLex Hivesを最後にスタジオアルバムをリリースしてないんですよね・・・

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