- The Hell Song
- Over My Head(Better Off Dead)
- My Direction
- Still Waiting
- A.N.I.C.
- No Brains
- All Messed Up
- Mr. Amsterdam
- Thanks for Nothing
- Hyper-Insomnia-Para-Condrioid
- Billy Spleen
- Hooch
特におすすめの曲!
前作から一転、ハードなメタリック・パンクへと進化!
カナダのパンクロック・バンドのメジャー2作目のスタジオアルバム。2002年作品。
私がこのバンドを知ったのはハッピーなパーティーソング「Fat Lip」を深夜番組で聴いたのがきっかけでした。
その曲が収録されていた1作目のアルバム「All Killer No Filter」をすぐ購入し、結構聴いたかな。
でも、その時点ではまだその他のメロディック・パンクバンドとそんなに大きく変わらない印象だったんですが、今作で一皮むけましたね。
陽気なパンク・ロックにメタル度が大幅に注入。シリアスな雰囲気になり、メタリックなハード・パンクナンバーが揃ってます。適度に重くもメロディーの良さは減るどころかむしろアップしており、非常に聴きやすく仕上がってます。
パンク・キッズにも大歓迎され、さらにはメタラーにも好まれる作品なのではないでしょうか。
アルバム発売前に先行公開されていた#4のStill Waitingを初めて聴いた時は「これは売れるな~。間違いなくSUM41これから来るな!」と確信したのを思い出します。この曲のAメロのギター、完全にMetallicaですね(笑)。 最高!
内容ですが、#1のThe Hell Songから、ほどよくシリアスな雰囲気ながら終始キャッチーな歌メロ、そしてギターソロ。シンプルで覚えやすい名曲です。
その後は高速パンク・ナンバーの目白押し。適度にメタリックなギターリフ、メロディー、演奏、すべて高品質で素晴らしい。
わずか38秒のハードコア・パンクナンバー#5のA.N.I.C.みたいな曲もあるし、#8のMr. Amsterdamなんて完全にメタルです(笑)。哀愁ただようメロディーのAメロから、サビのシャウトのコーラスが熱いね。
そういえばこのアルバムの後の来日公演行きましたがこの曲を最初にやってたなぁ。懐かしい。
#12のHoochはドロップDチューニングのヘヴィなリフがしびれる。ラストはスローになってドラマティックに完結。今聴くと次作の内容を暗示しているような雰囲気ですね。
シリアスながらもキャッチーで本当に聴きやすい作品。あっという間に聴き終わってしまう。
間違いなく彼らの最高傑作でしょう。激しくおすすめの名盤。